タイロンのブログ
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輪行袋マニュアル
この度、輪行の基準が厳格化され、ネットでも度々話題に上るようになりました。



基準が厳格化・・  というのは実は意味が違っていて、

JR自体が本来のあるべき基準を守ろうという姿勢になった、というのが正しい表現です。




これまでは輪行袋の代わりにブルーシートやゴミ袋など、

適当なものでも包んであればOKなところが多かったんです。


ただ、もともとJRの規定には、「専用の袋に収納して・・」 という一文があり、

路線によっては指摘されたという話を聞いた事があります。



これは私の印象ですが、都会では対応が厳しく、

田舎へ行けば行くほどユルくなる気がしておりました。




そんな感じで、場所によって曖昧な措置がとられてきた輪行システムですが、

おそらく自転車ブームによる輪行者の増加にともない、マナーの悪い利用者が目立ってきたのでしょう。


全国的に基準にそったものでないと輪行させてくれなくなったという訳です。






ちなみに例にあげると、以前は大丈夫だったタイオガのコクーン。

前輪だけ外すタイプの輪行袋ですが、サドルが思いっきりハミ出るので使用不可になりました。


規定のひとつに、「袋から車体の一部が飛び出さない事」 とある為です。

この場合、サドルを外して袋内に収めれば大丈夫です。



2bar0270_bk_m.jpg



これなんかは全くもって問題外です。


一応、「車載や簡易な保管向け」とうたってありますが、

いまだに輪行袋として売られているので要注意です。



cycb0002_main01.jpg



あと注意したいのが袋に詰めた時の大きさ。

規定では、「一辺の最長が200㎝を超えず、三辺の和が250㎝を超えないもの」 とあります。


前輪だけ外すタイプの輪行袋では気をつけたい項目ですね。





その他、詳しい事はJR四国のHPが一番わかりやすく説明されてるので参考にしてみて下さい。

http://www.jr-shikoku.co.jp/02_information/kippu_info/kippu_sonota.shtm#temawari







さて、ここでいい機会なので、輪行袋を使用するマニュアルみたいな事を書いてみたいと思います。



メンテネタの時もお断りしている事ですが、ここに書く内容はあくまで私個人の知識と経験に基づくものであり、

必ずしも万人向けの方法では無いという事をあらかじめ御了承下さいね。





今回モデルにするのはロードレーサー。

この形がスポーツ自転車の基本であり、もっとも普及していると思うからです。



DSCF1230.jpg



そして私がチョイスするのはこの輪行袋。

オーストリッチ超軽量型 L-100 。 これまた定番中の定番。



  DSCF1224.jpg



この輪行袋の特徴は、生地を出来るだけ薄くして軽量化を図ったタイプ。


ホイールを入れる中仕切りも無く、エンド金具さえついていない必要最小限の装備で、

軽く小さくを最大のテーマにしたモノです。



輪行など年に数えるほどしかせず、荷物を少しでも少なくしたい人向け。


中身は個人的に数点増やしています。

その内容と理由は手順に沿って説明します。



DSCF1233.jpg



さて、まずはチェーン。

ギヤをアウタートップ(フロントもリアも重いギヤに)にします。


これはリアタイヤの脱着を用意にするとともに、リアディレイラーのテンションを下げて破損しにくくする為です。


また、フロントのチェーンリングのアウター(外側)にチェーンがある事によって、

ギヤの歯が何かに刺さったり、袋を痛めたりするのを防げるという具合です。



DSCF1225.jpg



次に自転車をひっくり返すのですが、

その前にハンドルまわりなど、逆さにするのに邪魔なモノは外しておきましょう。


タイヤ幅が太い自転車は、ブレーキのリリースを外すのもお忘れなく。





ひっくり返したらタイヤを外す前にまず、ペダル(クランク)をこの位置にします。

袋に入れた時、なるべく突き出た部分を無くする為の措置。


タイヤを外してからペダルの位置を変えると、キズやチェーン落ちの原因になるので外す前にこうしておきます。



DSCF1232.jpg



そして前後輪を外します。

もちろんタイヤを外してからひっくり返してもOK。



DSCF1231.jpg



リアディレイラーの破損を防ぎ、縦置きで袋詰めするのに必要なエンド金具。


使わない人もいますが、移動の際にぶつけたり、

歩いている人がぶつかっていくシーンを何度も見ました。


後輪を外すなら、装備した方が絶対にいいです。






私が使うのはホイールのシャフトを使うタイプ。

折りたためるので携帯に便利です。



リアホイールからシャフトをいちいち外して使うのは面倒ですが、

荷物を大幅に減らせる利点には敵いません。



DSCF1236.jpg



シャフト脱着の際は、スプリングを失くさないように御注意を。

特に側溝などがあるところでは作業しない事です。



DSCF1235.jpg



エンド金具の本体は折りたたむと、こんなにコンパクト。

樹脂製で軽く、輪行袋と一緒に専用カバーに収納出来ます。



DSCF1237.jpg



展開するとこう。

これに先ほど外したシャフトをつけて使用します。



DSCF1238.jpg



これを後輪と同じようにクイックでハメるのですが、

シャフトを通した筒を あらかじめこのようにチェーンに引っ掛ける形で通しておきます。



DSCF1239.jpg



これでハメると、チェーンが張って移動の際も踊らなくなります。


取り付ける向きはチェーンステーの延長線上にくるように。

エンド金具は少々の締め方だとすぐに動いてしまうので、しっかりと固定しましょう。



DSCF1240.jpg



エンド金具がしっかり固定出来たら、フレームを立てます。


この際、ハンドルは自然に切れる方に90°切ります。

バックミラーなどを付けている人は、破損や干渉に注意して下さい。



  DSCF1241.jpg



ここまで出来たら、今度は二つのホイールをフレームに固定します。


この輪行袋に最初から付属されている、下の写真の固定バンドは使いにくいので、

私は100均で買ったベルクロマジックテープに変えてます。



DSCF1234.jpg



左右からフレームを挟みこむように3か所をベルクロテープで固定します。


フレームとリムやスポークなど、金属部分が干渉しないように、

ツボさえおさえれば、カバー無しでもキズがつきません。





実はこのやり方は、最初のうちは絶対といっていいほどキズがつきます。

最初は多少荷物が多くなっても、しっかりと当てモノをする事をおススメします。



輪行は回を重ねるごとにムダが省かれ、当てモノも自然と少なくて済むようになります。

何度も経験を積んで、必要最小限の装備で出かけられると楽になります。



  DSCF1242.jpg



スプロケットもカバーをつける場合は、内側に向けるのが一応セオリーですが、

私はカバーを使わないので外側に向けます。


万一ズレて、フレームなどをキズつけるのを防ぐ為です。




スポークとハンドルなどが干渉したり、

ネジや突起がタイヤに当たったり、変なテンションがかかってないか確認しましょう。




  DSCF1243.jpg



輪行の規定のひとつに、「鋭利な部分が袋をやぶって露出したり、その恐れがある場合は・・云々」

というのがあります。



万全を期すならば、フロントフォークにもエンド金具をつけるべきでしょう。

でもそうなると荷物が増えてしまいますね。




DSCF1244.jpg




そこで私が愛用しているのは、100均で買ったイスの足カバー。

車載の時にも大活躍な一品です。



DSCF1245.jpg



ホラ、いい感じでしょ?

ユルくてすぐ外れてしまうものはダメ。 使ってみて適当なモノを探しましょう。



DSCF1246.jpg



そうそう、輪行袋が入っているカバー。

これも色んな干渉する場所に使えるんですよ。


ここにこれを使うって手もあります。



DSCF1252.jpg



肩掛けのショルダーベルトを使う場合は、

袋に入れる前に、BB部分にこのように取り付けます。



DSCF1248.jpg



いよいよ袋に入れますが、このように入れる際に車体の向きと場所を指定してあるものがあります。

わかりやすくて親切ですね。



DSCF1249.jpg



変にひっかかる部分が無いように気を付けながら、

下からたくし上げていきます。



DSCF1250.jpg



この時、先ほどくくりつけたショルダーベルトの片方を

ベルト穴から出しておきます。



  DSCF1251.jpg




引っ張り出したショルダーベルトを HP部分にくくりつけます。



DSCF1253.jpg



車体全てが入るように、袋を完全に閉じて完成です。

この袋は巾着タイプなので、しっかりと紐を引き締めて結びます。



  DSCF1255.jpg



袋の持ち方ですが、

袋にメーカーのマークなどがある場合、そちらが外になるように持つのが正しい持ち方です。



前かがみになるのではなく、上体は起こしたまま、

腰を落として持ったり降ろしたりすると腰を痛めません。




  images01W9URRP.jpg




ちなみに・・ 以前はよく利用していた100均自転車カバー輪行。


強度が少なく3回くらい輪行すると穴だらけになりますが、

経費が安くて済むのと、あらゆる自転車に使えて便利。


急に輪行の必要が出来た時もお店さえあれば即購入出来、

やぶれが目立って来たら、ゴミ箱に捨てて帰れるという気軽さ。





知る人ぞ知る輪行の裏ワザだったのですが、

「専用の袋に・・云々」 の一文によって今は使えなくなったと認識しています。





が、専用の袋と言っても例えばJISマークのような明確な表示がある訳でなく、

その他の規定を満たせるなら、自分が専用の袋として使えば問題無いのかもしれません。



そもそも専用であるかどうかなんて、よほど精通している人でないと識別不可能じゃないでしょうか。





画像は100均自転車カバーを使ってみたところ。

決しておススメはしませんが、見た目は大丈夫そうですね。 ^^;



  DSCF1256.jpg



さて、色んな輪行マニュアル的なものがありますが、

輪行袋の片づけ方まで説明してあるものを見た事がありません。



実は袋のしまい方、慣れてないと意外とてこずりませんか?




なので片づけもレクチャー。(^^)




新品のうちは袋の折り目を頼りにたためばいいですが、

何回か使うとそれもわからなくなります。


そこで袋のカバーを横に置き、その長さを目安に折りたたんでいきます。

この時ひと折りする度に、袋に付着した細かな砂などを払いながらたたむのがコツです。



DSCF1257.jpg



次にショルダーベルトとエンド金具を芯にして、巻き寿司のように巻いていきます。



DSCF1258.jpg



巻きが太くなる原因になる部品がついている紐などは、端っこに出しておくのが吉。

しっかりと巻かないと、カバー袋に入れにくくなりますよ。



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巻き終わったら、ペルクロテープを使って固定。

これでカバー袋にもスムースに入ります。



DSCF1260.jpg



まずはイスの足カバーから袋に入れます。

あとで入れると収まりが悪く、最悪飛出したりします。



DSCF1261.jpg



袋本体をカバーに入れて完了♪

最初から入っていなかったイス足カバーとエンド金具を入れてもスッキリ収まっています。



ベルクロをあえて一本外巻きにしているのは、自転車に固定する際に使う為。

本体についているベルトと併用する事で、色んな場所に固定しやすくなります。



DSCF1262.jpg



以上で袋に関する手順説明は終わりです。



輪行袋に効率良く収納する方法とスピードは、経験を積めばドンドン上がっていきます。


また、ひとりひとりの自転車には個性があり、

同じフレームでもポジションや装備品の違いでツボが全く違ってきます。



ミニベロや折りたたみ自転車は更に千差万別、

各個にコツや注意点が異なります。





自分の自転車の構造をよく理解し、輪行の経験を積む事で、

楽に安全に輪行を楽しんで下さい。





輪行袋の選び方も、頻度や使い方に応じてチョイスすればいいでしょう。



例えば袋が厚ければ丈夫ですが、大きく重くなってしまいます。

付属のカバー類も色々あると安心ですが、やはりかさばってしまいます。


前輪だけ外すタイプも、規定のサイズを超えなければ作業が簡単でディレイラーを破損する心配も少ないですが、

やはりかさばる為、使いどころが限定されてしまいますね。




一枚の輪行袋に、フレームとホイールを仕切るポケットのような機能が装備されているモノもありますが、

一枚モノに比べてかさばり、中でホイールが動くので私は気持ち悪いです。^^;



スピードと効率重視の為、輪行袋にフレームだけ入れ、

車輪はホイールカバーに、割り切って分けて入れる人もいます。




そんな感じで、輪行袋の種類も使い方も色々ですが、

要は自分にあったスタイルを構築してしまえば便利という事です。



  DSCF1263.jpg




あと、輪行マナーとして、



 ラッシュ時、及び込み合う駅や路線は利用しない。

  なるべく一番前か後ろの車両に乗る。

   人数が多い場合は時間を変えたりして分散する。

    座席の上に自転車を置かない。



 対面シートを占領しない。(極端に人が少ない場合はOK)

  自転車が倒れたりして他人に迷惑をかける恐れがある状態で自転車から離れない。

   仲間と大声で騒がない。

    人通りを妨げる場所で輪行袋への出し入れ作業をしない。



       などなど、他人に迷惑や不快感を与える行為はタブーとされています。

   

DSCF1269.jpg



先人たちの努力によって、この輪行システムが構築されている事に感謝し、

今後もこの素晴らしいシステムが存続し続けるよう、受け継いでいきたいものです。



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コメント

参考までに…。私も気になってTNIサイズL×オーストリッチでパッキングしたところ、92×107×41㎝で合計240㎝でした。
フレームサイズ次第ではありますが基本的にはギリギリセーフかと思われます。
[2014/05/03 06:21] URL | でんがく #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
でんがく君

オーストリッチのLシリーズは、袋にスッポリ入れば大丈夫ですね。

ちょっとした事で超えちゃいそうなのは、MTBやクロスバイク。
幅もとるし、ヘッドが高いとそれだけで大きくなりますもんね。
[2014/05/03 06:54] URL | タイロン #- [ 編集 ]


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同時に気楽な自転車仲間の社交場として「呉ポタリング倶楽部」も継続しております。

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